せみ太郎でございます。
新型コロナウイルスの影響によって、世界的に株価の大暴落が起きています。
3月16日のNYダウは、今月に入って3回目のサーキットブレーカーが発動するなど、前週末比2,997ドル安と大幅な下落となり、12日に記録した過去最大の下げ幅(2,352ドル)を大幅に塗り替えました。
また、日経平均株価も3年4ヶ月ぶりに17,000円を割るなど、下げ止まることがありません。
正に、歴史的な相場に突入していると言っていいでしょう。
数々の金融緩和も効果なし
FRB(米連邦準備理事会)が事実上のゼロ金利となる緊急利下げを実施。
また日銀は年6兆円としているETF(上場投資信託)の購入目標額を12兆円へ増額。
日米の中央銀行が、数々の金融緩和政策を打ち出しています。
にもかかわらず、株価は上がるどころか下落が止まらない状況になっています。
数々の懸念事項
アメリカがヨーロッパ各国からの入国制限をかけたりと、各国でコロナウイルスによる入国制限の輪が広がっています。
欧州でも特に深刻な状況のイタリアでは、食料品店や薬局など生活必需品を扱う店以外の営業を当面停止としていたり、ドイツでは各国との国境で入国制限を始めると発表しました。
また、スポーツなどのイベントの自粛、延期、中止も広がっています。
経済的な損失は計り知れません。
各国での今後の感染拡大悪化の懸念もあります。
雇用にも影響、更には倒産する企業も出てくるかもしれません。
長期化するとすれば、経済は当然悪化します。
そして日本にとってもっとも大きい懸念の一つがオリンピックです。
延期、または中止となれば、これもまた多大な損失となります。
金融緩和をとっても売りが売りを呼ぶこの状況は、正にこうした状況の失望売りとも言えます。
暴落相場の中、どう動くか
このような極端に不安定な地合いですから、どう動いたら一番良いのかは誰にも分からないはずです。
また、いつが一番底になるのかも誰にも分からないはずです。
いや、知っている人はいるのかもしれませんね。
私のような凡人が思いもしない人間たちの中に…
と、オカルト的な話は置いておいて。笑
以下は、私ならどう行動するかです。
個別株の場合
配当狙いで、長期保有前提で購入している銘柄に関しては、ホールドです。
基本的に外的要因に対する下落であれば放置です。
勿論、それが業績に多大な影響を及ぼしてくる程のものになれば話は別ですが…
今のところ売りは考えていません。
一方、キャピタル狙いの銘柄については、ロスカットも考慮します。
現に、今月既に二つの銘柄を損切りしました。
どちらも日本株ですが、この下落相場はまだまだ続くと考えているからです。
地合いに沿ってだらだらと下がり続けるキャピタル狙いの銘柄を保有し続けても、含み損が増え続けるだけです。
損切りは、損失を最小限に抑える為にも、時として大切な手の一つです。
投資信託やETFの場合
毎月一定額を買い付けるような投資の場合は、完全ホールドです。
もう完全放置です。
なぜなら、長期で考えた時に儲かる可能性のあるものに投資しているからです。
なので短期的な暴落に一喜一憂しても意味がありません。
暴落時は安く買えてラッキーくらいの感じですね。
自分で買い付け時を決めている銘柄の場合も、ホールドですね。
今は、キャッシュを多めにして投資時期をうかがっています。
今後も状況を注視し、キャッシュを多めに投資機会をうかがう
このような世界情勢ですので、相場を読むことも困難を極めます。
こういう時は、「動かない」ことも正解の一つだと思います。
私としては、下落相場はまだまだ続くと勝手に思っているので、少なくとも日本株についてはしばらく静観するつもりです。
ただし、いつかは底に着き、上昇します。
当然いつが底かを予想することも難しい訳ですが、その時は最大のチャンスとなります。
上昇相場を確認してからでも遅くはないでしょう。
その時の為に、今はキャッシュを多めにして、投資機会を考えようと思います。
以上、暴落の状況下でどう動くのかでした。
新型コロナウイルスの、一刻も早い終息を願います。
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