オリックスから配当金が入りました。現在の株価は買い時か?【高配当株】

高配当株
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せみ太郎でございます。

高配当株であり、株主優待も魅力のオリックス(8591)を保有しています。

先日、オリックスから配当金が入金されました。
オリックスといえば配当利回りが高く、インカムゲイン狙いの銘柄としてとても人気があります。

一方、今回のコロナショックにより、株価は大きく下落しました。

一時より値を戻してはいますが、今回はオリックスの決算発表や業績、財務の状況から、オリックスは現在買いなのかどうか検証してみたいと思います。

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現在のオリックスの株価は割安な水準

昨年10月の2020年3月期の上半期決算の際、オリックスの自社株買いが発表されました。

それに合わせ株価も上昇基調となり、2020年2月には年初来高値となる1,958円まで値を上げました。
この頃は、オリックスが非常に強い!と思っていましたが、そこに来てのコロナショックです。

コロナショックにより株価は急激に下落し、3月23日には年初来安値である1,100円をつけました。
約一ヶ月で、850円もの下落です。

オリックスも他の例にもれず、コロナショックにより大きな株価の下落を受けました。

オリックスの現在の株価は1,287.5円となっています。(2020年7月3日現在)

またコロナショックの影響で、今期2021年3月期の決算を未定としています。
したがって予想PERは算出できませんが、2020年3月期の決算に基づく実績PERは約5.5倍となっています。

また、現在のPBRは0.54倍です。
数値として見る限りは、現在の株価は割安な水準といえます。

コロナショックによる、オリックスの業績はどうなのか

オリックスはリース事業を中心に、銀行や不動産、レンタカー、法人金融サービス、環境エネルギー事業や、さらにプロ野球球団保有や水族館などの事業まで、多岐にわたって事業を展開している企業です。

引用元:オリックス公式ホームページ

売上が最も大きいのは金融であり、その次は不動産となっています。
リース事業も含め、オリックスの業績は景気変動に左右されやすいという特徴があります。

ちなみにリーマンショック時には、200円台まで株価は下落しています。
この時に買っていれば、テンバガーでしたね。笑

オリックスの業績はどうなのか?

2019年3月期までを見てみると、5期連続の最高益、10期連続の増益と業績は好調です。

直近、2020年3月期の決算では、売上高、営業利益ともに減収減益となりました。
ただし、コロナショックの影響は今のところ限定的だったといえるでしょう。

セグメント利益では4,177億円(前年比+4.1%)とプラスとなっています。

しかし重要なのは、コロナショックの影響が出てくる2021年度の決算からです。
今後の決算には、特に注視する必要があるでしょう。

オリックスの財務はどうなのか?

重要な指標の一つである営業キャッシュフローは、常にプラスで推移しており、長期的に成長しています。

また、自己資本比率は約23%となっています。

オリックスのような金融業は自己資本比率が低くなることが一般的ですが、その中でも23%あるオリックスの財務は良好と言っていいでしょう。

さらに、利益剰余金が増え続けており、純利益に対しても大きいことから、財務に問題はないと考えます。



オリックスの配当金、配当利回りについて

2020年3月期の上半期決算において、1株76円と、昨年期と同様の数値となりました。
9期連続で増配を続けていましたが、増配ストップ、配当維持が既に発表されていました。

2021年度については、年間の配当は未定としつつも、前期は1株35円の予定で、年間配当性向は50%を予定していると発表されています。

20年度の配当性向が32%であったことから、21年度の配当性向を50%とすることによって、配当金を減らしたくないという意図は感じることができます。
これは株主にとっては好材料といえるでしょう。

ただ、オリックスはリーマンショック時の2009年には、26円→7円へと減配を実施しています。

しかし当時よりオリックスの業績、財務は良くなっていますから、今後ここまで極端な変化はないと考えます。
ただし、先述の通りオリックスは景気敏感株ですので、新型コロナウイルスの影響が長引けば長引くほど、業績への影響は大きくなります。

今後の状況によっては、減配となる可能性も頭に入れておかねばならないと考えます。

配当利回りについては、現時点で約5.90%となっており、かなり魅力的な数値となっています。

オリックスの株主優待について

オリックスの株主優待は内容が充実しており、とても人気がありますね。
内容は、カタログギフト(ふるさと優待)と、自社サービスの割引が受けられる株主カードの二つになります。

先日株主優待のカタログと株主カードが送られてきました。

上記はカタログギフトの一例ですが、各都道府県の名産などから商品を選べます。
この商品が一つ一つ非常に充実してるんですよね。

なお、100株以上を3年以上継続保有すれば、さらに充実した内容のカタログギフトをもらえます。
カタログギフトは年一回となります。

株主カードは、ホテルやレンタカー、プロ野球観戦や水族館など、オリックスグループが展開する各種サービスを割引価格で利用できるカードです。有効期限内に何度でも利用ができます。
こちらは年二回送付されます。

優待については下記の公式ページから詳細を確認できます。

オリックス株主優待 公式ページ

まとめ オリックスは買い時か?

ここまで、オリックスの現在の状況について見てきました。

オリックスが現在買い時かどうかですが、結論から言うと、長期保有前提であれば買っても良いと考えています。

理由は上記でも触れていますが、

・53年連続黒字をはじめ、業績、財務とも安定している。
・株価の水準は割安である。
・配当性向を50%と予想しており、株主還元にも意義を感じる。
・魅力的な配当利回りと株主優待。

主に以上の理由から、今後株価が下落したとしても、長期的に見れば十分に利益を享受出来ると考えるからです。

ただし先述の通り、新型コロナウイルスの影響が長引くとなると、更なる株価の下落、そして減配の可能性を十分に頭に入れておかねばならないでしょう。
少し状況を見て、さらに下値で拾うという手を考えるのも勿論アリだと思います。

リーマンショックの際、大幅な株価の下落、減配をおこなったオリックスですが、その際も黒字を出していました。
なおかつ現在のオリックスの業績や財務からいって、リーマンショック時のような激変はないだろうと考えます。

私自身、オリックス株の売却は現状全く考えていません。
配当良し、優待良しの優良銘柄という考えに変わりはありません。

今後の動きにには十分注視をしつつ、買い増しのタイミングを見計らおうと思います。

以上、オリックス(8591)についてでした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
 

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