せみ太郎でございます。
サラリーマンという生き方は、とてもストレスが溜まる生き方だと思います。
ストレスを溜め込み、心の病にかかってしまう人も少なくありません。
心療内科、メンタルクリニックなどに通院しながら、懸命に働いている方も多くいます。
今回は、そういった方々の為の制度を紹介します。
自立支援医療制度で医療費負担を1割にする
うつ病やパニック障害などの精神疾患の治療は長期になりがちです。
発症に至った経緯は多岐にわたることが多く、根本から治療を行うことが必要で、
再発をさせないためにもじっくりと治療に臨むことが必要です。
通常、医療費は7割を医療保険が負担し、残りの3割を自己負担しますが、
自立支援医療制度を使えば、この3割負担を1割負担とすることができます。
精神疾患での受診、お薬代は、通常の病院、薬より高額になりがちです。
場合によりますが、一度の受診、薬代で5,000円以上となることも少なくありません。
経済的にもそうですが、それがまた精神的負担になってしまっては、非常に辛いです。
この制度を利用すれば、長期治療になりがちな精神疾患の治療の金銭面での負担を軽くすることができます。
自立支援医療制度の条件
(※自立支援医療制度には、精神通院医療、更生医療、育成医療の3つがありますが、
ここではうつ病などの領域である精神通院医療の説明とします。)
対象となる方は、精神疾患により、継続的な通院による精神療法や薬物療法の治療を受けている方とあります。
基本的に、うつ病やパニック障害などにより心療内科や精神科に通院していて、
何かしらの病名が診断されていれば大丈夫でしょう。
まずは、通院している病院で自立支援医療を利用したい旨、相談してみましょう。
話しにくい人は、自立支援医療制度のパンフレットなどを持って、
こちらを利用したいのですが…という感じで大丈夫ですよ。
なお、働いている方でももちろんこの制度は利用可能です。
自立支援医療を利用するのに必要なもの
申請は役所で行います。
下記の書類を用意しましょう。
- 支給認定申請書
役所の申請窓口にあります。申請時に窓口で教えてもらいながら書けばいいでしょう。
ホームページからダウンロードできる自治体もあります。 - 自立支援医療診断書
医師の診断書になります。通院している病院にて書いてもらってください。
病院によりますが、診断書は数千円程度になります。 - マイナンバーカード、もしくは番号通知カード
- 保険証
自治体により多少違いがあるかもしれませんが、上記があれば申請が可能です。
上記を持参の上、役所の担当窓口へ申請すればOKです。
また、自治体によっては郵送でも手続きができます。
自立支援医療制度を利用し、まず金銭面の負担を減らそう
冒頭で述べた通り、精神疾患の治療は長期戦になることも多いです。
上記の通り自立支援医療の申請は非常に簡単ですし、
少しでも負担を減らすために、力になる制度を利用しましょう。
なお、自立支援医療の有効期間は1年です。
有効期間終了の3ヵ月前から継続の手続きができます。
こういう制度があるよ、ということを知ってもらいたく、この記事を書いてみました。
まずは通院している病院や自治体から情報をもらってはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント