【税制改正】NISA(ニーサ)が新制度になってどうなるのか?

資産運用
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せみ太郎でございます。
12月12日に、与党が2020年度の税制改正大綱を発表しました。

中でもNISA(少額投資非課税制度)に関する制度の拡充など、我々投資家にとっても重要な改正がありました。
今回は新NISAの概要を分かりやすく見ていきたいと思います。

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一般NISAの改正点

・口座開設期限を、2023年から2028年まで5年間延長。
・NISA枠を1階部分と2階部分の2階建てとする。
・1階部分はつみたてNISA対象商品(低リスク商品)とする【年20万円まで】
・2階部分は株式投資などの商品【年102万円まで】
・1階部分の投資をした人だけが利用できる。(例外あり)

重要部分を書き出してみましたが、一般NISAはなんだかややこしくなりましたね。笑

ただ、NISAが継続をされたという点は一番安心しました。
NISA自体が廃止になることが、一番の改悪であるので。

新NISAの2階建て方式

上記に記載の通り、新NISAは2階建ての制度となりました。
まず、1階部分はつみたてNISAと同じ商品を投資することができます。
そしてこの1階部分の20万円を使わないと、2階部分の102万円分は使えないということです。

ただし例外があり、現行の一般NISA利用者など、投資経験者は2階から始めることができます。

この2階建ての制度は、今後一般NISAも、より投資初心者を多く取り込むための施策と言えるのでしょう。
なお、現行NISAが5年で最大600万円だったのに対し、新NISAは610万円となりますね。

つみたてNISAの改正点

・口座開設期限を、2037年から2042年まで5年間延長。

つみたて(積立)NISAも、期間が5年、延長されました。

現行の制度では、積み立て開始が遅くなるほど非課税の恩恵が減る制度でしたが、
期限を5年延長することによって、現行の不公平感を無くす制度となります。

つみたてNISAは低リスク商品への長期、積立、分散投資を支援するために作られた制度ですので、
期間の延長はとてもメリットですね。



ジュニアNISAは終了へ

・2023年末をもって終了

ジュニアNISAは当初の予定通り、2024年以降は廃止となります。
利用者が少なかったことなどが要因の一つのようですが、もう少し周知に力を入れて存続してほしかったですね。

ただ、2024年からは既存口座の払い出し制限を解除するとあります。
ジュニアNISAは子どもが18歳になるまで引き出せないというのがデメリットでしたが、
2024年以降なら非課税で全額払い戻しができることになります。

これにより、終了まではかなり使い勝手の良い制度になったのではと思います。

NISAを活用してお得に資産運用しよう

新NISAの概要を見てきました。

通常、投資から得られた利益に対して、20.315%の税金がかけられますが、
これがゼロになるというこの制度はやはり魅力的です

なお、一般NISA、つみたてNISA、どちらかしか選べないという点は今までと同様です。

アクティブに個別株に投資したい人は一般NISA。
コツコツと地道に投資したい人はつみたてNISA、など、
自分の感覚に合ったほうをうまく選択したいものです。

今後も上手にNISAを活用してお得に資産運用していきましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
 

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