せみ太郎でございます。
セミリタイアに向け、鋭意努力中でございます。
これまで、様々な金額を挙げてセミリタイアが可能かどうかのシミュレーションを記事にしてきました。
セミリタイアとは、定年退職を待たず、ある程度若い内にメインの仕事を辞め、時間的、精神的余裕を持って、副収入を得ながら好きな仕事をして自由に生きていくこと、と考えています。
好きな仕事とは、個人により異なってきますが、例えばブログ運営やYouTuberなどのインターネット事業や、不動産経営、時にはアルバイトなど、時間的、精神的余裕を失わない程度におこなう、サブの仕事のことです。
一方、完全リタイアというものがあります。
完全リタイアとは、脱サラなどの後も上記のようなサブの仕事は行わず、今ある資産のみで生きていくことです。
今回は、資産1億円で完全リタイアが可能かどうかを検証していきます。
リタイア後の生活費をシミュレーションする
結論から言ってしまうと、1億円での完全リタイアは十分可能です。
ただし、リタイア後の生活費には個人差があります。
独身の方、既婚の方、子供の人数など、家族構成によってもそれは変わってきます。
また、リタイア後の生活感によっても変わってくるでしょう。
リタイア前の生活レベルを維持したい方、少し落としてでもリタイアしたい方、もしくは生活レベルを上げたい方など、様々です。
結論、リタイア後の生活費には個人差があることを前提に、今回は年間支出を300万円としてシミュレーションしていきます。
年間支出300万円を月の支出に換算すると、25万円になります。
25万円の支出の内訳の例をあげてみましょう。
住居費 | 10万円 |
食費 | 4万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
娯楽費・雑費 | 5万円 |
その他 | 4万円 |
上記はあくまで一例ですが、最低限以上の生活レベルは維持できる金額です。
1億円を元手に完全リタイアのシミュレーション
1億円を元手に完全リタイアするために一番効率よくお金を稼ぐ方法は、1億円を元手に資産運用することです。
特に、配当金や分配金をメインに副収入を得るためには、投資をする元本の多さがものをいいます。
1億円ものお金があれば、配当収入もとても大きな副収入となり得ます。
1億円を元手に完全リタイアを目指すのであれば、資産運用はベストでありマストであると考えます。
1億円を元手に資産運用するとどうなるか?
1億円ものお金があるのですから、お金に働いてもらうのがベストです。
では1億円を元手に資産運用した場合、どの程度の収入が得られるでしょうか。
下記の表で見ていきます。
年間配当利回り3% | 年間配当利回り4% |
300万円 | 400万円 |
上記の表の通り、利回り3%で運用出来れば年間300万円の収入、利回り4%で運用出来れば、400万円の配当収入となります。
つまり、利回り3%の運用でも、上記で例示した年間の支出額300万円を配当収入だけで賄うことができる訳です。
1億円という元手の多さが、いかに大きく働くかということが分かります。
私の経験上、利回り4%程度であれば、日米の高配当株、米国の優良ETFを組み合わせてうまくポートフォリオを組めば、誰でも十分に達成可能な数字だと考えます。
元本の多さがものをいう配当金投資ですが、やはり1億円という金額は非常に大きいですね。
利回り4%で運用出来れば、年間400万円の配当収入を得られます。
上記で例示した年間の生活費が300万円なので、100万円は貯金や再投資にまわすことも可能になりますね。
まとめ
資産1億円で完全リタイアが可能かどうかを見てきました。
上記の通り、完全リタイア後の生活費に関しては個人差がありますが、普通レベルの生活を送る分には、1億円での完全リタイアは可能だと言えます。
大事な事は、1億円は資産運用以外では一切手を付けないということです。
さらに心配であれば、生活防衛費として1,000万円は手元に残しておき、残りの9,000万円を資産運用に充てるなどすれば良いでしょう。
投資で収入を得る以上、リスクが全くゼロという訳ではありません。
時には、思っているより利回りが低くなる期間が出てくる可能性もあります。
その為にも、まずは自分なりのリタイア後の支出をしっかりと算出し、そしてある程度のポートフォリオを構築してから完全リタイアすることをおすすめします。
しかし、1億円というお金は配当収入を得て生活する場合においてとても理想的な金額です。
完全リタイアを目指す方は、まずリタイア後のシミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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